プロジェクト記録_House02/015|竣工写真撮影 15:53 25 Jan 2011 posted

すべての工事が完了するとクライアントへ鍵をお渡しする「引渡し」をし、竣工となります。プロジェクト記録の最後は竣工写真撮影のおはなしです。

プロジェクトが竣工すると竣工写真撮影をします。物件の記録という意味もありますし、クライアントや設計、施工者が今後のPRに活用するためでもあります。ワサビでも竣工写真が出来上がるとこのサイトのPROJECTで紹介しています。今回は内覧会をさせていただきましたが、それ以外では現地をご覧いただくことは難しい場合が多いので、写真で少しでも多くの方にご紹介できればと思っております。

撮影は自分達で行うことも可能ですが、たていていは写真家の方にお願いして撮影していただきます。あらかじめ設計意図をふまえて撮影したいポイントを整理し、実際どう撮るのがよいか写真家と相談しながらカットを決めていきます。撮影の時間帯により光の具合・色が随分変化しますので、今回はほぼ丸一日を使っての撮影となりました。
第三者に撮影していただくことで、専門家による仕上がりはもちろんですが、自分たちでは気がつかなかったとらえかたを発見させてもらえることも大きな収穫のひとつです。

みなさまの目にはどのように見えるのでしょうか。
出来上がった写真は楯川鍼灸接骨院のPROJECTページで是非ご覧ください。


さて、House02のプロジェクト記録もこれで最後となります。ひとつのプロジェクトについて、お話をいただいた当初から竣工までをご紹介してきました。
→ これまでの記録
様々なプロセスからみればご紹介できたのはほんの一部でしたが、その時々の思考をお伝えできていれば幸いです。

ご感想やご質問、ご意見などがありましたらお問合せよりお聞かせください。


yoshida

プロジェクト記録_House02/014|本工事2 20:22 03 Dec 2010 posted

さて、本工事のつづきといきましょう。

庇やパラペットの板金を新しくし、ファサードのタイルはきれいに補修されました。改装前には庇の上に「ほねつぎ」の看板が埋込まれていたので、撤去した跡が四角くあいていたのですが、どこが継ぎ目かわからないぐらいです。

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RC棟の間仕切壁が白く塗られ、建具枠が入ると新しい空間がみえてきます。このアングルはちょうど解体工事のときの写真に近いので、床が上がっていたり、開口がふさがっているのがわかるかもしれません。

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木造棟は床の石と板を張り終わり、造作天井や間仕切ができつつあります。間仕切には治療用機械のリモコンを設置しています。
接骨院では低周波機械や干渉波機械といった治療機器を使うのでベッドの周りにはいろんなケーブルが見えていることが多いですが、今回はクライアントのご要望もありできるだけスッキリさせています。

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下の写真が改装前のベッド周りです。改装後は機械本体と新たに導入するリモコンまでの配線は隠れます。

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住宅は昔からの土壁や板張り天井など凹凸のある面と、新しい平らな壁・天井が継ぎはぎになっています。
クライアントのイメージは白と黒でしたので、新旧の床・壁・天井を塗装や壁紙などで白と黒に配色していきます。住宅は必要最低限の改装ですが、この配色によりガラッとイメージが変わるはず。
写真の正面は床の間があった場所です。薄緑色の下地のところにはクロコ柄の壁紙、天井などの木部は黒塗装、床は黒いフローリングを張ります。

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内覧会前の記録はここまでにしておきます。
12月5日(日)お時間のある方は是非現場にお立ち寄りください。
→ 内覧会の詳細
→ これまでのプロジェクト記録_House02


yoshida

プロジェクト記録_House02/013|本工事1 22:40 02 Dec 2010 posted

今週末5日の内覧会を前に、本工事の記録をお届けします。

「継ぐ」というプロジェクトコンセプトと「対比」というデザインコンセプトのもと、建物を補修・補強をしながらつくっていきます。

RC棟は元々壁も天井も躯体に塗装を施してありました。北側の壁は結露が生じて塗装がはがれて汚くなっていたので、断熱材を入れて結露対策をすることにしました。
間仕切壁を撤去した箇所などは左官で補修していきます。既存のモールディング(廻縁)は蛇腹引きと呼ばれる左官仕事のようで、継ぎ目も同じように補修してもらいました。

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木造棟は床下を補強し、既存の大黒柱や梁の間隔をもとに中央の通路と6つの施術室の墨出しをしました。間隔寸法が微妙に違うので、一見均等なようで広さが少しずつ異なります。既存の建築に歩み寄って、しっくりくるところで決める感覚が面白いところでもあります。

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接骨院の奥には住宅部分があります。最も古い建物とその後改築した箇所がつながっており、古い部分は随分とひずみが出ていました。床下を補強し、新しいフローリングの床がフラットになるよう下地を張り直した写真です。床の間や障子などを取っ払い、廊下も部屋にとりこんだので広々としました。

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さらに工事をすすめて、記録は本工事2に続きます。


yoshida

プロジェクト記録_House02/012|解体工事 10:01 09 Nov 2010 posted

「そういえば接骨院の物件はもう工事してるんですか?」という声がちらほら。ありがとうございます、工事は着々と進んでおります。

これまでの流れはこちらからどうぞ→Category:House02
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いつもは解体から竣工まで一気に工事をしてしまうところですが、今回は増改築を重ねた古い建物で傷みもありましたので、現状をしっかり把握してから工事に臨めるよう解体工事のみを先に行いました。

解体してみると、新しい視線の抜け道を発見したり、床下から古い便器が現れたり、縁側の床組が思いのほか簡素だったり・・・色々と出てきます。

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解体を終えると必要のないものが取り除かれてガランとした空間になります。雑然としつつも新築とは違った建物のエネルギーを感じられる光景で、計画を思い描きながらひそかにテンションがあがるのです。
ここから最終設計をつめて、いよいよ本工事です。


yoshida

プロジェクト記録_House02/011|改装プランニング 15:06 18 Aug 2010 posted

久々のプロジェクト記録です。こんなにさぼっていたとは...スミマセン。
前回コンセプトブックに良い反応をいただいたところで、今回は接骨院の平面計画の打合せと内装イメージのご提案をしました。

既存建物は小屋組の瓦屋根がかかった木造棟と、陸屋根のRC棟が繋がった平屋の建物です。道路に面したRC棟は受付と待合、診察室とベッドがあります。通り沿いの大きな窓と、エントランスから奥の庭へ抜ける視線を大切にしたゾーニングを考えました。
窓からの自然光と柔らかな照明で心地よい白さの空間です。

RC棟の開口をくぐると木造棟です。
既存の天井を抜いて見えてくる小屋裏と縁側のガラス戸越しに見える庭が魅力です。既存の日本建築のモジュールに素直に施術ベッドを配置すると、ゆったりとした良い寸法になりました。
木造棟はRC棟から一変、石やガラス、少し光沢のある布を使ってちょっとしたサロンのような空間を企んでいます。

こんなふうに言葉と図面で色々とお話しはできるのですが、長年使い慣れた建物がどう変わるのかは想像しにくいものです。今回はCGと素材サンプルをご用意しました。
クライアントは現状とのあまりの違いに驚かれたご様子。ご提案した内容で進めることとなり嬉しい反応でした。その内容は...まだ少し先になりますが、竣工をお楽しみに。


yoshida

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