ゾーニングでは必要な機能と動線を検討します。
必要な機能は例えば、入口、受付、診察、御手洗・・・など。
動線は、お客さまとスタッフの両方の観点からみていきます。
そして、シーンを描くこと。
そこに立ったときに見えるもの、生まれる印象を想定しながら計画していきます。
ゾーニングプランのご提案は、初めて具体的な空間のかたちが現れる瞬間です。それまでお互いの頭の中で描いていたものを一度絵にして共有しましょう、ということで、まず第一回目のご提案。
クライアントにとっては広さのわりに意外とベッドの数が置けないな〜という印象だったご様子。それもそのはず、現在運営されている接骨院はとてもコンパクトな納まりで、狭いなりにベッドと機械類をなんとか詰めて配置されているのです。
新しい案では面積は倍以上なのにベッドの数はあまり増えていない。また、広さゆえにベッドまでの道のりが遠いというご指摘。ご高齢の方にとっては思いのほか時間がかかり遠く感じます。ひとりあたりの診療にかかる時間も増えると、次のお客さまを待たせてしまうことにつながります。ひとつひとつの機能に対してゆったりとした寸法取りをして気持ちよい空間を目指した案の短所が明らかになった第一回目でした。
yoshida

前回の敷地調査結果をもとに隣接建物と前面道路が入る範囲の模型を作りました。ボリューム模型という名前のとおり、建物のおおまかな外形だけを形どったものですが、敷地の立ち姿みたいなものが見えます。
今回は「駐車場」「建物」「庭」の大きな3つの要素をどのように配置するか?という検討から始めました。
クライアントも一緒になってあれやこれや模型をいじっていると、「道路面に大きなボリュームがあると圧迫感があるなぁ〜」とか「このボリュームをずらせばテラスができて良さそう!」など想像が膨らみ、打合せも盛り上がります。
そんな中でしっくりときたボリューム案をもとに、1階の診療スペースのゾーニングをしてみましょう、ということで次回はゾーニングプランです。
yoshida

路面電車に揺られて計画地へ。中心地から少し離れた土地の気質もあり、のどかな気分になります。敷地に着くまでの道のりや街並も興味深い要素のひとつです。
敷地調査では、敷地自体の形状や寸法と敷地の周辺との関係を見ていきます。
まずは既存の建物を通りながら敷地内をひととおり拝見し、次に隣地との四周の境界線を実測。
さらに、隣家や塀の高さや窓の位置、面する道路の幅、街路樹や外灯の位置、ガス・電気・給排水経路といったインフラなど周囲の条件を確認しました。
周辺を散策していると図面には現れない情報も沢山得られます。
目の前を通る路面電車の音、行き来する人の年齢層や車の量、昔ながらの個人商店が多く、のんびりとしていて住みやすい雰囲気を持っていること。
こうして持ち帰った情報を図面におとしこみ、次の段階へ進みます。
yoshida
今回はまず接骨院と住宅に必要な用途とご要望を伺いました。
周辺はこんな環境で、店舗部分には何が必要でどのような流れで、居住部分はどんなイメージで・・・といった内容です。
現状の建物の平面図をいただいていましたので、おおまかなスケール感を持ってお話を伺うことができました。
さらに、設計料や施工費用、ローン、接骨院のロゴ、測量のことが議題にのぼりました。
最初に全体の構想をお聞きするこの打合せは、その方の持つ考えや言葉、対話の中での表情、人となりも興味深いものです。
そこで生まれた印象や妄想がプロジェクトの出発点となります。
yoshida
新しいプロジェクトが始まりました。
大阪市内で、接骨院のある兼用住宅の計画です。
クライアントの了承が頂けましたので、自分たちの設計プロセスや思考をアーカイブするため、ブログを利用して記録して行きたいと思います。
仕事そのものを公の場に常に置いておく、という行為によって何かが変わるのか、それとも何も変わらないのか、現時点では想像をしないでいます。
その時々の思考態度がどうなっているのか、そのあたりに興味があります。
sasaoka